コロラドスプリング

  • 場所はトールネック:悪魔の渇きのすぐ上の建物。高い位置にある。
    廃墟の中に黄色の登るポイントがあり、そこから上へ登る。

悪魔の渇き付近で発見


音声:

世界滅亡ダイアリー、4日目。まさか
こんな陰気な場所に、メタラージックインターナショナルの本社があったなんてな。
ワイアットのオフィスはビルの最上階にあった。
たとえ社内恋愛が禁止されていたとしても、ヤツは気にしない。

テキスト:

母さん、

思い返してみると、俺のワイアット嫌いは滑稽だったな。
何もかもが耐えられなかった。
ごつごつした顔、荒れた肌、常に落ち着いた声色、時代遅れのスーツ、そして何よりも頭の悪そうなカウボーイ風の名前。
(どれだけ周りに合わせたくても、自分の子供にガンマンの名前をつけるなんてありえないね)

勲章もちの戦闘機パイロットだった親父の代わりが、企業のロボットなんかで務まるのか?だから俺は徹底的に嫌がらせをした。ひどいなんてもんじゃなかった。
実の母親に面と向かって、金目当てなんだろうとか、ワイアットの財産にしか興味がないんだろうとか言い放った。
もちろん式には出ず、ダメ押しで前の晩に逮捕されたりもした。

だけど、何年も経ってようやく、当たり前の事実に気づいた。

金目当てなのは当然だった。母さんじゃなく、俺のためだったからだ。

ワイアットが現れる前は、母さんの仕事じゃ食費と家賃にすら足りてなかった。
残業代が出なかった時は借金が増えるか、食べられずに飢えるかだった。
母さんは文字どおり家にいる余裕すらなかったけど、保育費を払ったりシッターロボを借りるなんて論外だった。
その息子はというと不登校のコソドロで手がつけられず、中学を出る前からクスリ中毒だった。

自分の心配だけしていればいいなら、きっとワイアットのことは丁重にお断りしただろうと思う。母さんは辛い暮らしには慣れっこだった。
2037年にコルカタから出るために耐えた仕打ちに比べれば、単なる貧困なんて朝飯前だっただろう。生き延びる術を知っていたし。

だが息子はそうじゃなかった。
当たったら砕ける勢いで明後日の方向に突っ走っていた。

ワイアットと結婚したのは俺を救うため、そしてあいつの金によってもたらされる安定と、機会を得るためだった。

結果的にうまくいったわけだけど、母さんが願っていたほどすんなりではなかっただろうね。救われる前に、俺は一度死ぬ必要があった。

まあその話はレッドロックでするよ。

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Last-modified: 2017-05-20 (土) 13:33:01 (761d)