見えない脚

  • 場所はガイア・プライムへ向かう道の途中。川沿い。
    何らかの金属の残骸に囲まれている位置に置いてある。

テキストログ
データ破損:軽度


書き取り開始。両脚が痛い。
さすろうとつい手を伸ばしては、なくなったことを思い出す。
幻肢がどうのこうのって話に聞くのと、こうしてさいなまれるのは別の話だ。
手が虚しく空を切る瞬間、俺の心はブリッジウォーターに戻って、ナノガスに脚の層を一枚一枚はがされながら文体のメディボットに後方へと引きずられたあの時に舞い戻る。そしてあの時みたいに叫ぶんだ。同時にふたつの場所で。
でもその片方は永遠に…溶けてなくなっちまう。
そして救護所の壁越しに歓声が聞こえてくる。
MRB万歳、助けてくれて、ここまで避難させてくれてありがとう。
1週間もニューヨークが持ちこたえてる、ありがとう。
俺の叫び声は聞こえてるんだろうか。
軍曹の話じゃ明日新品でまともな義足を装着するらしい。
でも彼も俺もウソだとわかってる。まともになんて戻れっこない。

見えない脚.png


見えない脚1.png

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Last-modified: 2017-05-20 (土) 13:32:00 (669d)