ログ:サライ伍長(A) †
テキストログ
データ破損:軽度
あの頃はきっと64年はいい年になるだろうって思ってたっけ。
酒もやめて秘書の仕事をやる必要もない。
海沿いの会場120メートルにある、OEZ風力発電所。プラズマ切断機とふたりきり。
そこに…招集命令が届いた。オゾンの焼ける匂いを嗅ぎながらそれを読んだっけ。
ずいぶんうまい話だった。
報酬アップに参加したすべての戦闘への恩赦に市民権の保証…
「裏がありそうだ」と、なぜ疑わなかったんだろう。
みんな疑う代わりに「やっぱり人間の勝利だ」と思ってた。
ヘレスは誇りと義務について熱弁してた…賢い男だ。彼は正しい。
アメリカ兵であることが誇りだった。だからチャンスに飛びついたってのに。
この結果がこのざまとはね…
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