太陽の王 †
- 場所はメリディアンの宮殿。箱のようなものの上に置かれている。
書物
日に焼けた羊皮紙に書かれた記録。文字は金で飾られている。
光耀の系譜
創始者アラマンは我らが祖先を蛮人の住まう東部の闇の中からメサの谷に位置する安住の地へと導いた。
そして太陽と影の両の神託を受け、祖先を聖なるメリディアンの地へとたどり着かせた。
恩恵多きアマヴァードは王立耕作地の開墾と植えつけを見届け、太陽の恵みを受ける者が二度と飢えないようにした。
そして恵みの森を切り開き、肥沃な土地をサン王の王宮の貴族たちにもたらした。
遠見のサダヒンは太陽の領地を北方、南方そして東方に広げ、輝きの市場の港に門を建てた。
そして光の名の下に素晴らしき国となるよう、太陽が頂きにある時にこの地をカージャ王国と名づけた。
寛大なるジュワダンは自らトランプラーを狩り、戦利品で鉄市場を充実させた。
北方で南方からの交易を可能にし、流れ者にも数の印の恩恵をもたらし、単純な物々交換以上の理解を与えた。
巡礼王ザヴァラードはベールの滝の頂きに匹敵する塔を建て、王国を広げるために朝焼けの大湖を渡り、その旅をたたえるために向こう岸に紋章の軍門を建立した。
大胆なるイリヴは太陽が西に沈むのを試練と見なし、大軍を率いてその後を追った。
恐れの谷と名付けられた場所にて三度押し戻され、四度目に一団は突破を果たしたものの、その奥地に消えたまま戻ることはなかった。
慎重なるバサディードは死した兄の座を突如として受け継ぎ、落陽の砦の建設と紋章の軍門への駐留を命じ、その奥の地を禁じられた西部として太陽のみが訪れることのできる場所とした。
戻りし者クヴァディンは未開の東部に文明をもたらそうとしたものの、幾度もの試みの後に帰還し、もはや太陽の民にはふさわしくなくなったと裁定した。
大いなる塔や壁の建設を呼びかけ、野蛮なるその一帯を安全に見守れるようにした。
火の鳥ラナンは王国がテナークスの一群に前触れなく襲われた時、臣下の反対を押し切って軍を率いて出陣し、太陽のもとで勝利を収めた。
だが大きな傷を負い、以後は紋章の兜を外すことはなかったという。
ナハシースは王であり狩人であった。
貴族の誇り高き男たちに、太陽のもとで競り合って身の証を立てろと呼びかけ、最も強大な機械を倒した者を狩人の館にて初代の太陽のタカ、および、館のタカたちとした。
啓発されしマルジードは、幾度となく太陽よりも鮮やかで壮大な予見を賜り、メリディアン内に自分の姿を象った像や肖像画を数多く作らせた。
そして夏の宮殿として偉大なる落陽の砦に城塞を建設し、染料の毒で床に臥せるまでそこで絵を描いて過ごした。
マルジードの兄ヒヴァスは、減ってしまった王国の兵を補充するため、年頃の男児をもつ家はすべてその男児を奉公に出すものと定めた。
そして職人たちに芸術品を作るより先に、太陽の兵たちに最高の鎧、槍そして弓を用意するよう命じた。
ジランは治世の初めは強大な王であり、王国を他の部隊の侵略や機械の大厄災から守り抜いた。
しかし後に大いに乱心し、太陽の名のもとに多くの血を流させ、王国にたそがれをもたらした。
解放せしアヴァードは…
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